生後7か月の赤ちゃんを完全母乳から完全ミルクに変えるために必要な授乳間隔の工夫

生後半年は母乳栄養がとても大切

個人の状況で母乳が出なかったり、ママの体調不良で投薬が必要で母乳をあげられなかったり、社会復帰が早くて母乳栄養を断念するなどいろいろなケースはありますが、完全母乳で栄養を与えた方が生後半年は免疫力を高めるために効果的であるといわれています。頑張って母乳栄養を確立すると次にいつ母乳をやめるのかが難しくなってきます。1歳を目安にする方が非常に多いのですが、赤ちゃんの要求が高くなりなかなかやめにくくなってしまいます。そこで、お勧めなのが、半年はしっかりと母乳をたっぷり与え、からだの成長を促しておき、問題なければ7か月以降から、赤ちゃんの様子を見ながらおっぱいの止め時をさぐっていくという方法です。もちろん、母乳をあげ続けていたい人はそのままで良いと思いますが、止めたいとか、止めなくてはという状況になる人にはお勧めな方法です。

母乳から完全ミルクに1週間で切り替える

母乳を急にやめるのは、自分のおっぱいにも負担がかかりますので、赤ちゃんと協力してゆっくりと止めていきます。しかし、長い時間をかけても踏ん切りがつきませんので、1週間を目安に切り替えていきます。具体的には、まず、生後7か月なら3時間ごとに母乳を与えているかもしれませんが、そのうち1回を粉ミルクにしてみます。飲み具合を見てみると、乳首が気に入らなかったり、ミルクの味が不快だったり、いろんな反応をしますが、少し飲むまでおっぱいはおあずけにしておきます。次に、おっぱいが張ってくるので、次回の授乳ではおっぱいをたっぷりあげます。そして、その次は、また粉ミルクをあげ、慣らしていきます。赤ちゃんが粉ミルクを飲めば、おっぱいは張るまで授乳は控え、ミルクの機会を多くしていきます。おっぱいが張ってきたら、その次の授乳はおっぱいであげます。赤ちゃんが粉ミルクを拒否していたら、慣れるまで期間はのばします。飲み始めたら、1週間を目安に徐々におっぱい授乳頻度を減らしていきます。最初の2・3日は、おっぱい8回から5回へ、次に2・3日でおっぱい5回から2回へ、最後の2・3日でおっぱい0回を目指すペースです。おっぱいは張ってきますが、与えなければあっという間に作るのをやめてくれます。減らした回数は増やさず、あまったおっぱいは絞り出しましょう。

完全ミルクに切り替えるメリット

完全ミルクになった赤ちゃんは、夜間よく眠るようになります。腹持ちがよいので、夜中の授乳回数はあっという間に減っていきます。また、粉ミルクになることで託児所に預けやすくなります。社会復帰が迫ってきているママには、乗り越えなければならない要素の一つでもあります。赤ちゃんにとっては、母乳が一番なのはよくわかっていますが、半年間母乳を与え、離乳食をぼちぼち始める時期に入った赤ちゃんは、しっかり成長できています。離乳食を受け入れるのと同様に粉ミルクを受け入れるように仕向けていくのです。もし、これを7か月頃の時期にしなければ、1歳のころに、こどもを泣かせながら断乳することになったり、3・4歳ころまでおっぱいをあげ続けたりすることにもなったりします。7~9か月以降のおっぱいは、栄養面よりも精神安定のための要素が強くなってくるからです。それはそれで、ママと赤ちゃんがよいなら問題ありませんが、社会復帰やおっぱいを継続できない事情を抱えるママさんが多いのも現実です。簡単に離乳させられる時期を逃さず、赤ちゃんにとって効果的なタイミングでミルクをコントロールしていきたいものです。